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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
184/1502

3 - 60


「ねぇ!?なんで!?ねえ!?私が悪いの!?ねえ!?」

ニイヤマ課長は繰り返し繰り返しおっしゃいます。

ねえ!?ときかれましても。

それは僕のせいではありません。

眼鏡は答えますが。

「わかっているわよ!!」

課長は怒ってしまわれます。

わかって頂けたのなら幸いです。

実際のところ本社を爆破したのは僕ですので。

多少は責任を感じないでもなかったのですが。

課長にそうおっしゃって頂けるのなら、眼鏡は悪くありません。

今後気にしないことにします。

「今までずっと…ずっと必死にやってきたのに。こんなことってあるの…?」

俯くニイヤマ課長どの。

そのお美しい眼鏡の縁を、涙のしずくが伝います。

まあ。

そんなこともあるんじゃないですか?

仕事ですし。

「『そんなこと』!?」

眼鏡の答えがよほどお気に召さなかったのか。

課長は立ち上がらんばかりの勢いで髪を振り上げ、眼鏡を睨み付けています。





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