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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
179/1502

3 - 55


明るすぎず、暗すぎず。

どっち付かずの微妙な照明。

一見和風の木造を装っていますが、よくみればそれとわかる合成プリントの木目の柱。

ありふれた。

全国チェーンのチープな居酒屋に。

眼鏡と眼鏡の一人がふたり。

どういうわけか、差し向かいで座っています。

流れるメロディーはよくある艶歌。

歌手の方がこぶしをまわし、店のおやじがヘイラッシャイと合いの手を入れます。

「あなた…ねぇ…。」

心なしか。

落ち着かない様子のニイヤマ課長。

いつもの罵倒にも勢いがありません。

「(女性を飲みに誘っておいて、これ!?もうちょっとこう、お洒落な隠れ家的なBARとか?こういう時のために用意しておきなさいよ、成人男性なら!!)」

一応、周りに配慮しておられるのか。

小声でこそこそと、眼鏡が眼鏡に文句を言います。

安いんですよ。

僕の調べによると。

このエリアの最安値です。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。



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