表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
176/1502

3 - 52


「しかし!!」

妙齢の女性が、悲鳴に近い金切り声を上げます。

「しかし…なんだね?君はとにかく、そうやってすぐ他人の意見に否定から入ろうとする。悪い癖ではないか?まず、素直に聞く耳を持ちなさい。今回の決定は例の件だけではない、君の常日頃のそういった振る舞いも考慮に入っているという自覚を持ちたまえ。」

大柄な男性の声は相変わらず穏やかながら。

有無を言わせぬ圧力があります。

ふむ。

なかなか良いことを言う方ですね。

眼鏡は男性の方を支持します。

はやくそこを空けてください。


「失礼。」

大柄な男性が懐から携帯電話を取り出し、や、どうもどうもなどと話し始めます。

携帯電話を持つ掌の甲に、(まだら)のように目立つ大きな古傷ひとつ。

大柄な男性はそのまま、エレベーターに向かって歩いていってしまいました。

実に鮮やかな逃げっぷりです。

後に残された眼鏡がふたり。

気まずい空気が漂います。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ