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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
162/1502

3 - 38


眼鏡を装着しましたので、眼鏡は世界の全てを視認できます。

おや。

視界が妙にボンワリぼやけて。

世界に霧のかかるが如し。

これはどうした事でしょう。

目の前の女性もキョドキョドと、挙動不審のご様子です。

僕らは眼鏡ですので。

眼鏡が機能しないと落ち着きません。

なんでしょう。

眼鏡を破壊するウイルスでも社内に発生したのでしょうか。

眼鏡率96%を超える、当社を狙ったバイオテロ。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。

む。

眼鏡アクションが決まりません。

眼鏡をクイッとやる中指に、かかる眼鏡の重量が軽い。

なんでしょう。

毎日PC打っていたので。

知らず知らずに中指の筋力が強化されたのでしょうか。

「あの…。」

目の前の女性が眼鏡を眼鏡に差し出します。

それはどうやらマイ眼鏡。

つまり。

こちらがどうやらユア眼鏡。

これは失礼。

眼鏡の二人はお互いに。

入れ違った眼鏡を交換します。






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