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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第3話 遠隔操作(ラジオコントロール)
148/1502

3 - 24


「…曲がれんのか、これ。」

「な。月までまっすぐ飛んでいきそうなんだけど。」

「ハッシャシマス?」

皆さんは。

微妙な反応を示しています。

ご心配には及びません。

業界シェアNo.1のクライスラー社が誇る商品開発部門第一研究室3-Eセクション。

その、最新鋭アイテムが。

そんな間抜けな設計の筈がない。

ちゃんと計算されています、角度とか。

眼鏡は眼鏡をクイッとやりますが。

どうみてもステアリングの切れなそうな、ボディに直付けされた4つのタイヤ。

…あの技術バカども。

性懲りもなくこんな間抜けな設計をしてくれまして。

クレームの対応をするこちらの身にもなってください。


「…で。その画期的すぎる新商品(カンオケ)を、ライバル企業。オイストリッヒ社が(フォーハンド)取り(・サウザンド)しようとした…ってワケか。」

ええ。

それはおそらくそうなんですが。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。

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