1470/1502
round - 132
「100年か…永かったぞ。薄汚い貴様のこざかしい超能力に振り回され、数余多の世界線を超え幾星霜、遂にこの日が来た。私が僅か14人で全宇宙を支配していると噂される宇宙海賊組織 、通称『フォーティーン』を設立したのもすべてはこの日のため、貴様を完全に捕らえ、そして、すべての時空間から完全に消滅させるこの日のためだ。」
ちょ。
なんかすっごいこと言い出したけど。
えっなに旦那、ひょっとしてだけど僕チャンのことキライだった?
俺ちゃんなんかしたかナァ。
ふたりっきりだしいい機会だし、ウン。
今日はトコトン男同士、腹を割って話し合おうぜ?イエーイ。
「フン…そうだな、いいだろう。たしかにこれが『いい機会』だ。最初で、最後のな。」
あれ、意外な反応。
てっきり俺ちゃんまた、『殺す!』って襲いかかってくるかと思ったのに。
「良いものを見せてやろう。」
ヨロイを脱ぎ始める旦那。
ちょっ。
まっ。




