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round - 114


「発言どうぞ。」

突然の。

超急展開残材処分、唯一難を免れて矢先に続く絶対危機的状況。

<当番>の男の考えることは「(なんでいつも俺ばっか?)」「(俺はいつまで<当番>なんだろ?)」「(まあもう全員死んじゃったしな…会議の円滑な運行もクソも?)」「(ていうか俺も死ぬっぽい?)」疑問質問不平不満、ぐるぐる回ってその挙げ句、出てくる言葉は脳死の反射でいつもの彼のいつもの台詞。

『会議』とこの物語の円滑的な運用のため、甲冑騎士の発言促す。

「さっさと逃げたらどうだ。この宇宙機動要塞『トランプ』はもう終わりだ。」

吐き棄てるような冷たい言葉、<当番>の男は「(え?いいの?)」、相手の真意を計りかねるが降ってわいたる生存チャンス、弾かれたように背中を向けて一目散に離脱する。

「(そうだ。これで『終わり』だ。)」

暗闇のなか、部屋のなか、一人残るは西洋甲冑。


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