1450/1502
round - 112
暗闇の、更に奥深い暗黒の、中から声を発した者は時代に見合わぬ西洋甲冑。
置物のように鎮座していた、非常事態を静観していた、鎧が遂に重い腰あげ自己の主張を場に放つ。
「貴様…ッ!?我々、僅か14人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』のメンバーに向かってなんだその口の利き方は!名前があるからっていい気になるな!我々、僅か14人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』のメンバーは、その名の下に平等…!?」
限界を迎えた男が長い台詞を言い終わらぬうち突然開いた足下の穴にスゥウと呑まれ、暗黒宇宙へ消えていく。
「なッ…!?」
円卓を。
囲む一同総立ち凝視、暗闇の中の甲冑騎士は冷静平然当然の如く手元のボタンを押下している、処刑ボタンを押下している。
叫びも上げずに一斉に、宇宙へ落ちる名もなき者たち。
暗い部屋に二人が残る。




