表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1444/1502

round - 106


「(毎日他の囚人たちとまったく同じモン食って、なんならいちばん食いまくって、ピコンピコーン人間になってるやつらに毎日囲まれ生活してて、こいつだけ影響が出ない訳がない、当たり前だったんだけど…『ソニックくんだし』とか思ってスルーしてた、ってお馬鹿!もう馬鹿の馬鹿のお馬鹿!『成功』してたんだよ、とっくに!!日常生活になにひとつ影響の出ない非常に高いレベルで!!知らんうちに熱核融合反応炉と一酸化バリトンニューム動力機関、ハイブリッドサイボーグとしてこの上なく完成してたんだ!とっくに!!)」

小太り男の目の前で。

青白輝く半裸の巨体、リモコンバリバリ噛って飲み込み『次』へとぬうと手を伸ばす。

「(む、無理だ!勝てるわけない…死ぬ!!?)」

思考も施行も策謀も、何もなくただ本能的な『死にたくない』という意識。

小太り男は背中を向けて短い足で疾り出し。

ああ無情。

伸びた腕が、頭を掴む。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ