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round - 98
「ミーハセカイイツウデノタツヒットマンネ!ハー!コンナテニヒッカカルナンテ、ジダイオクレノサイボーグハモウイラナイナ!『ロウガイ』ッテヤツダ!ザンネン、ソコハトイレダヨ!」
おかしな姿のおかしな男が勝ち誇ったる嘲笑う。
何故に彼は必ずトイレに陣取り罠を仕掛けているのか?
1フロアまるごと吹き飛ばすレベルのプラズマ爆薬は罠として適切な火力であるのか?
非常に疑問に尽きないが。
標的である『5人のギャング』、その5人中4人までもがこうして致命の打撃をもらい、行動不能に陥っている。
その結果だけ見れば彼はもしくは彼のいつもの喧伝通り、『世界一腕の立つ殺し屋』である可能性も否定できない。
「ギンガサイキョウノサイボーグナンダッテナ!ジャアキョウカラハ、ミーガギンガサイキョウダ!ギャラノネアゲオカンガエナキャナ!」
ゆっくり収束プラズマ火球。
次第に晴れゆく爆煙のなか、直立不動の人影ひとつ。




