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round - 95


「うるさい!ぼくはソニックぅくんになるんだよ、ソニックぅくんをやっつけたら、ソニックぅくんにしてくれるって、ブタ、部隊長がいって、アイスクリームぅ!ソニックぅくんは邪魔なんだよ、もういらないんだよよぉ!!」

隣のやつの振り回す拳が衝撃波(ブーム)を纏いつぎつぎと、俺に向かって振り下ろされる。

そうだ。

俺たちはもういらないんだ。

戦争は終わって、サイボーグ部隊は邪魔になって、部隊長は看守長で、仲間はみんないなくなって、俺とお前は軍刑務所で隣の順番に並んでて、仕事があるからここに来た。

それが今の、俺たちのいまだ。

お前は俺にならなくていいし、お前はお前のままでいてくれ。

俺を倒すのがお前の仕事なんだろう。

俺がふたりになったらお前の仕事ができないじゃないか。

「うるさい!サイボーグ部隊、部隊長、ソニックぅくん、アイスクリームぅ!!」

飛び込んでくる隣のやつの、俺のパンチが胸を貫く。



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