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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
finalrounds

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1422/1502

round - 84


なあ、ロボ公。

『昔』ってのはうしろだろ。

いまの前に出てきちゃいけない。

いまの前にいちゃいけない。

サイボーグ部隊も戦場も、ぜんぶうしろにあるものだ。

俺のうしろにある残骸、焦げて壊れてうごかない、ロボ公の山があれが昔だ。

昔はもううごかないし、昔はもう戻ってこない。

そうだろう?

なあ、ロボ公。

「ハッシャシマス。」

そうだろう。

そうだろう、と俺は思う。

俺は長い通路を進む、俺はいまを進んでいるんだ。

うしろはどんどん遠くなる、いまの俺に置いていかれる昔はうしろに残されていく。

長い長い通路の先の、俺のいまの、行き止まり。

「や、やっときてくれたねえ、ソ、ソ、ソ、ソニックぅくぅん。ソニックぅくんならぜったいきてくれると思って、ここで待ってたんだようぉ。あ、あ、あ、アイスクリームぅ。」

広く開けたホールの中で隣のやつが待っていた。

いまの俺の、俺の前 。

俺の昔が待っていた。



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