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round - 61
あんな見え透いた罠にひっかかるのは、よほどの馬鹿かカボチャかもしくは、長髪の方の馬鹿の方。
くらいのもんだと思うのですが。
おかしな格好のおかしな方は、派手に光ったランプの真下。
トイレの前でワクワクテカテカ眼鏡のことを待ちわびてます。
鬱陶しいのでミサイル発射。
「ハー！」とおかしな悲鳴が聴こえた気がしますけどまあいいでしょう。
眼鏡は先を急ぎます。
手元の端末タッタッタップ。
眼鏡の先を急ぐ先、中央管制コントロール室はもう少し先のようですが。
眼鏡の先を急ぐ先、道塞ぐようにワラワラと、時代遅れのタイヤ軋ませロボの大群お出迎え。
なんでしたっけ、そう、ちょっと調べてみましょうか。
手元の端末タッタッタップ。
『スペースロボット、Ｘカーくんだよ。』
馬鹿の方の馬鹿の方の、お馬鹿な声が蘇り。
はあ。
おめでとうございます。
眼鏡は心底ウンザリします。
眼鏡は眼鏡をクイッとやります。
