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round - 52


「無能だと!?なんだその物言いは、貴様いったい!?何様のつもりだ、ヨン様のつもりか!!?」

「我々、僅か14人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』の掟を忘れたか!我々、僅か14人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』の14人は、その名の下に14人全員が等しく平等であり優位不位があってはならない!大原則のはずだ!!」

「そうだ!そもそもおかしいぞ!なんで会議のシーンで毎回お前らだけが喋ってるんだ、我々なんていまだに名前すらテロップされてないぞ!!その他大勢のモブ扱いはヤメロ!!!」

「オマエンチノウエキノエダ、ウチノニワニデッパッテルンダヨ!キレ!ハー!!」

「うるさいよ?」

たぷん、と余った顎肉の。

揺れる一音カスタネットのように、響いて場内静まり返る。

やれやれと。

いった調子で小太りの影、静かになった周囲を見回す。


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