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round - 50


「貴様!?我々、僅か14人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』の悲願である『宇宙機動要塞トランプ』が壊滅的被害を受けておるのだぞ!?笑っている場合か!」

「そうだ!だいたい警備システムの面は貴様ら技術職の責任じゃないのか!?『こうなっている』のは誰のせいだ!」

「最悪この、我々、僅か14人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』のいる最上部、『スペースペンタゴン』のみ離脱して、『宇宙機動要塞トランプ』は放棄、なぞという結果になるんだぞ、わかっているのか!」

「発言は挙手…。」

「ふざけるな!!!」

非難轟々、混乱の渦、円卓囲んで廻り廻って。

ふたたび議場は荒れ模様。

大柄な影が諦めたように大きな息をゆっくり吐き出す。

上下に揺れる広い肩幅、嗚咽のようにも見てとれる。

「無能ども。」

ぼそり漏れるは信じられぬほど低い声。


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