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round - 47
「では軽く。現在の状況を説明致します。我々、僅か１４人で全宇宙を裏から支配すると噂される宇宙海賊組織、通称『フォーティーン』が新たなる拠点、宇宙機動要塞『トランプ』はおなじみ『５人のギャング』を名乗る賊の襲撃を受けており。」
「そんなことはわかっている！艦隊は！？宇宙最強のジャスティス合衆国宇宙軍衛星軌道艦隊は何をやっていた、何故侵入を許した！？」
「被害状況はどうなんだ！！電気は！？ガスは！？『インターネット』は！？トイレは！？いったいいつ復旧するんだ！」
「すごい揺れだったぞ、今だってまだ揺れている！大丈夫なんだろうな『ここ』は！」
大柄な影の穏やかな声、『状況を説明』する言葉を遮り、次々飛び交う質問疑問。
大柄な影は困ったように<当番>の男に視線を流す。
「…発言は挙手してからお願いします…。」
一斉に挙がる手と手と手と手。
<当番>の男のウンザリ顔。
