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round ‐ 38
「ハー!セキネンカサナルコノオモイ、ガシンショウタンムネンノネン、イッタイドウハタシテクレヨウ。ムシロ、イッタイドウハタシティクリヨウ。オマヘハチャントシタニポンゴオシャペリナチイ。ハー!」
おかしな男がいやらしい目で、上から下まで嘗めまわすように、長髪のスナイパー。
ターゲットのことを眺め続ける。
「ソノキレイナカオヲフットバシテヤル…?イヤ、ソンナフツウノハツマラナイ。アタマカラタケコプターデモハヤシテヤルカ…?オナカニハンドルハヤシテヤロウカ…?ソウダ!コカンカラエグゾーストパイプヲハヤシテヤルッテェノハドウダ!ニドトイロオトコヅラデキナイゼ!ハー!ハッハー!」
おかしな男が喜色満面、Xカーに指示を出し、Xカーたちは無機質に、言われるままに作業にかかる。
倒れ付したまま未だピクリとも動かない長髪のスナイパー。
ターゲット、その貞操と、キャラクターとしての尊厳の大ピンチである。




