５人のギャング ＴＨＥ ＳＰＡＳＥ ＧＡＮＧ ＯＦ ＦＩＶＥ

finalrounds

round ‐ 13

「ハッシャシマス？」

謎のロボット。

マシーンマンが運転座席、ドライバーの影に問う。

「イエス！ドーンといっちゃいましょう、ドーンとねっ。」

止まらない男。

ノンストップ・ラヴェンダーが黒いオバマのアクセル全開。

一点目指して迫り来る。

艦載ビームの火線に向かい、全速前進止まらない。

「いやなんでお馬鹿(まえ)が運転(ドリーマ)してんだよ…？替(ティエ)われ！」

長髪のスナイパー。

ターゲットが緊迫した叫びをあげる。

「イィヤッホォゥウ！！」

「結局(ノインズ)こうなんのかよおォオオオオオ！！」

光が疾走(はし)る天宙の闇、おかしな音が飲み込まれていく。

キキキドン。

宇宙引き裂く金切り音。

急制動の声高らかに、ウィリー、ドリフト、宙返り。

はた滅茶苦茶な挙動を起こし、一転二転半回転。

黒いオバマはようやく止まり煙を上げてランディング。

宇宙要塞ただいま上陸、５人のギャングがご到着。