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「じゃあ、どうしたらよいの?」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーがシマリスのように。
ちょこんと首を傾げてみせる。
「教えて差し上げたらいいんじゃないですか。」
「ナンドル?」
「いえ。なんだかしきりに『君たちが何者かは知らんが』とおっしゃっているので。」
「えっ知らない。俺チャンたちが誰だか知らない。マジのガチのデラベッピンに、俺らが誰だか知らないの?」
「驚きますよね。聞いてこっちが驚いた。」
「松茸だな。ジャスティス合衆国宇宙軍の皆さんは彼方にでも居住でんのかい。」
エスプリのきいたアメリカンジョーク。
一同アハハと笑い声。
受話器の向こう、モニターの中、股間は激おこぷんぷん丸。
『むぅ。君たちが何者かは知らんが。ちょっと失礼ではないのかね、私の実家はシアトルだ。』
半裸のサイボーグ。
ソニックは腹が減っている。




