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「『撃沈』だってお。なんだい、これは、『撃沈』じゃなくって『珍沈』じゃないか。」
「股間だけに?」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーが眼鏡に向かってサムズアップ。
一同ブッフと思わず噴き出す。
『む。何かね貴艦は。抵抗するというのかね。』
「ハッシャシマス?」
「いいんじゃないですか。発射しちゃってください。」
「ハッシャシマス。」
宇宙戦艦『プレジデント・オバマ』、艦首特装砲の発射口がパッカと開く。
『発射。やはり抵抗するのかね。』
「発射すんな。眼鏡も面倒くさがんな。穏便に話合いで済ませる方向性はどこいったんだよ。」
長髪のスナイパー。
ターゲットが宇宙戦艦『プレジデント・オバマ』、艦首特装砲の発射口をパッカと閉める。
「僕はいいんです。」
眼鏡のエンジニア。
ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやる。




