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ブリブリブリッ!ブリブリブリッ!
ブォンブォンブォンブォン、ボバッ、ボバッ。
ブリブリブリッ!ブリブリブリッ!
ブリブリブリブリブリブリブリブリ!
ブリブリバンバンボンボンボン♪
「なんだ!このおんがくは!」
艦長席に怒臀構えた。
体格のいい艦長が、思わず立つほどけたたたましく。
ブリブリバンバンボンボンボン。
耳をつんざくオバマの鼓動。
驚き慌てる間もあらばこそ、あっと言う間に近づいて来て、いまや一枚扉の向こう。
ブォッ…ブォッ…ブォと空ぶかし。
近所迷惑この上ない。
「なんだ一体!誰だ、こんな早朝に非常識だぞ!」
やや混乱した艦長が若干ズレた思考で怒り、不届き者へと誰何する。
「ドンドンドン!ドンドンドン!ドンドンドン!ドンドンドン!ドンドンドン!」
明らかに。
口で言ってるドンドンドン。
答えの替わりに扉を叩く。
ドアをふざけた声叩く。




