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「どうやらこちらが打ち上げの阻止のためなら手段を選ばない相手だと判断されたようですね。なりふり構わない。打ち上げさえしてしまえばOKで、あとのことは明日のぼくが考えてくれるさ。実に前向きなノビタクン思考だ。素晴らしい。」
眼鏡のエンジニア。
ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやる。
「お眼鏡のせいだろうが!!!!!」
長髪のスナイパー。
ターゲットが焦げた髪を逆立て叫ぶ。
「ハッシャシマス?」
「ああ、そうですね。ここで突っ立っててもご近隣の方に迷惑がかかるだけですし。突入しちゃいましょう。とりあえず中に入ってしまえばOK。明日のことは明日の僕が考えてくれるでしょうし。」
「ウン。ノビタクン思考だよね。」
「あ、いたんですか?」
「オッサンにおやつあげてた。」
「ハッシャシマス。」
「懲ッ…待てよ!?」
黒のオバマがアクセルふかし、爽やかな朝にブリブリ音。




