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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第8話 宇宙機動要塞トランプ

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「このデザインですか?これがですね。なかなかどうして、機能的になってまして。頭のシルクハット部分はレーダードーム。排除対象:生態反応、なあんて設定を致しますと…パスコード?ME・GA・NE…っと。」

長髪のスナイパー。

ターゲットの乗るオバマの屋根は、今現在も超スピードでどんどん離れて疾走(はし)っていくが。

業界No.1シェアを誇るクライスラー社の特殊車『輌』は。

高感度3000倍マイクとスピーカー搭載。

ふたりの会話は成り立っている、その設定に破綻はない。

そして長髪のスナイパー。

ターゲットは耳に聴こえた単語。

『排除対象』、『生態反応』。

それらに嫌な予感を抱き。

(チョッ)…!待てよ!!」と叫びをあげる。

世は儚くも残酷だ。

「通常弾頭なんで。手加減はしてますよ。」

眼鏡のエンジニア。

ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやる。

宙に浮かんだ変態紳士が大きく両の腕挙げる。


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