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「文句あんのか眼鏡。だいたいな、突走ってる車の屋根で対宇宙戦艦用レーザーパルス核融合ミノフスキー粒子弾搭載高高度狙撃ライフル構えて狙撃なんざ、世界ひろしといえど可能んのは俺くらいだぞ?」
「そうでしょう。常識的な生活を送ってればまず、そんな状況になりませんから。」
「このクソ眼鏡!!!」
長髪のスナイパー。
ターゲットがガンと殴った屋根に。
チュインと機銃の弾が跳ぶ。
キョトンと見つめる手元にさらに、弾や嵐や雨あられ。
機銃掃射が降り注ぐ。
「糞垂れが!五分のほうかよ!?おいオッサン降せ、オッサン!なんとかしてくれ!!」
「俺か。俺は腹が減ったぞ。」
「でしょうね。」
眼鏡のエンジニア。
ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやり、オバマのドアから身を踊らせる。




