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「なァにィ!?不審者…侵入!?やっちまったなァ!!何故阻止せんのだ!なに…『上』からの指示。設備に不具合。ふん。スゴい、デカマラァ~?何を言っとるんだお前は。まるで意味がワカランぞ!!二次戦闘配備中に不明瞭な会話はやめよ。つまりィ?ふん。なんだかよくわからん不審者が『最後の』打ち上げを阻止すると言ってゲートを突き破っていったであります。サー。どうすればいいでしょう。むしろ、どうすれべいいでしょう…?バッカモーン!そいつがルパンだ!!!!!」
朝陽窓射す打ち上げ基地の、司令塔におわす基地司令官。
青筋立てて、報告連絡。
相談してきたゲートの兵士に、絶叫に近い応答を返す。
「いいか!?この、『最後の』打ち上げは、貴様らが思っているよりもっと『上』の、『上』の、『上』の、『上』の、『上』の意志が働いておる!いいか!?」
基地司令官のいいか、いいか、が。
明けの夏空木霊する。