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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第8話 宇宙機動要塞トランプ

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黒のオバマがランナウェイ。

基地の奥へと駆け抜けていく。

追ったものか、撃ったものかと二瞬の迷いが命とり。

司令塔に報告連絡そして相談、思った時には黒のオバマは遥か豆粒。

朝陽の中の明け烏。

穏便(ゲリピピ)進行(すす)めるんじゃなかったのかよ。」

長髪のスナイパー。

ターゲットがウンザリとした顔で言う。

「だって。」

止まらない男。

ノンストップ・ラヴェンダーが泣きそうな顔で言う。

伊達(ニュガン)じゃねえよ。如何様(どー)すんだまじで。」

「いいんじゃないですか。こうなるとは思ってましたし。」

眼鏡のエンジニア。

ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやる。

「お眼鏡(まえ)は、さァ…だから初手(さいしょ)から狙撃(ぶっぱ)なしちまえばよかっただろうが。」

「何秒経ちました?」

(あン)?」

「ですから。何秒経ったかです。」

半裸のサイボーグ。

ソニックは腹が減っている。


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