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「申し訳ありませんが、…サー。そちらの許諾では、その。対応致しかねるというか。…サー。」
「ナンドル!!?」
「『上』の確認もとれませんと、その。お通しするわけにはまいりませんので、…サー。」
「ナンドル!!?」
「許諾が本物であるという確も取れませんし、…サー。」
「とんでもねえあたしゃ神様だよ。」
「神さ…オーマイゴッド。クレイジー?サー。」
「轢いちまえ!!!!!」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーが運転席へ、轢いてしまえと指示を出す。
「ハッシャシマス。」
運転席に座った謎のロボット。
マシーンマンが目一杯に。
アクセルを踏み黒いオバマの、古びたボディーが大きくノック。
バヨンと一瞬膨らむように、歪んで跳ねて、飛び出して。
ゲートの鉄棒吹き飛ばし、閉ざした金網突き破る。
「ファーッ!ック!!?」
ゲートの兵士の叫び声。
呪詛か悲鳴か遠ざかる。




