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「往よ。で、お眼鏡こそ何荷もってきたんだ。随分と大荷物じゃねえか。」
長髪のスナイパー。
ターゲットは眼鏡の牽いた、巨大なアタッシュケースを顎で指す。
「『だから』ですよ。」
眼鏡のエンジニア。
ラジオコントロールは身の丈程もありそうな、巨大なアタッシュケースに手を沿える。
「今回は宇宙戦艦が相手ですから。僕も『それなり』の装備をしてこないと。」
「焚…誰の口真似だ。お眼鏡こそ何働やって此所まできたんだよ?電車移動だろ。」
「僕はいいんです。」
十数秒。
間に流れる沈黙の時間。
やがて片方が口を開く。
「で、如何様やって基地ンなかに侵入るんだ。」
「俺は腹が減ったぞ。」
半裸のサイボーグ。
ソニックは腹を空かせている。




