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「『世界を救う』…ですか。僕は一介の真面目なサラリーマンなんですけどね。」
「何様だよ眼鏡、おかしいか?」
「いえ。ただ、『世界を救う』ってのも、まあ。たまには、ええ、あくまでもですが、その。たまには…『悪くない』かな、と、思って。」
「クソ眼鏡がよ。素直に『僕も賛成でーす!』とか、死んでも発言わねえんだろうな、お眼鏡。おい!お馬鹿共も異存はねえな!」
「僕は早く帰りたいですね。明日仕事なんで。」
「俺は腹が減ったぞ。」
「ハッシャシマス。」
「了承!じゃ、突撃くぜ大馬鹿野郎共!!」
ちょ。
ちょ待てよ。
なに勝手に決めてんの。
俺チャンの意見はきかないの、ゲッちはリーダーきどりなの?
いじめ?
「…何用だよ。文句あんのか。」
もちろんです。
プロですから。




