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「受注るんでしょ。『であれば』ごちゃごちゃ言ってないでさっさと突破したらいいんじゃないですか。」
「鴉蛙、『だから』だよ。今回は『ご依頼』じゃなく、そこな教授の『お願い』なんでな。無報酬でもしかたねえ、『お願い』なんで、な。」
「それ毎回言ってません?あなたがどうやって生計立ててるのか、真面目に働いて給料もらってる人間としては興味が尽きないというか。僕はあなたに、お得意の狙撃でさっきから容赦ない銃弾の雨を降らせてる神奈川県警さんたちを片付けるよう『お願い』したいんですが。」
「耳障えよ。それに…なんだ?たまには、だ。あくまでも『たまには』だぞ?たまには、だ。その…なんだ、『世界を救う』ってのもまあ…悪条件くねえか…なっ。」
聴けてよかった。




