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「イグザクトゥリイ。バカダンナなエネルギーなのです。ピコンピコーン人間となった地球人類が始終ピコンピコーンしあうことで発生するバカダンナなエネルギー、それを彼ら、僅か14人で…、もとい、『彼ら』は何に使おうとしたか。世界平和と人類のさらなる発展のため?ノン。いなあんこと伊波杏樹です。いないな、彼らはその使い方こそが世界平和と人類のさらなる発展のためと本気で考えている…。」
「飯を食わせて死ぬか殴られて死ぬか、選べ。」
なにその2択。
オッサンの選択肢はなんでいつもバッドエンドにしか分岐しないの。
そしてなんでそれを僕チャンに言うの。
「そういう気配りもリーダーのお仕事。リーダーってのもつれえものです。こんなふうにリーダーの役割を自然にこなせちゃう俺チャンどうよ、どうよ。はい、おめでとうございます。」
ちょ。
セルフで全部言うのやめてよ。
眼鏡くんのなかで僕チャンは既に故人なんですか。




