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「そう、夢の新動力!一酸化バリトンニューム動力機関!ソレこそが!彼ら、僅か14人で…、もとい、『彼ら』がごくごくありふれた酸化触媒である一酸化バリトンニュームに注目したきっかけ。共振現象によるエネルギーの発生こそがそもそもの研究目的であったのです。」
なんか。
そうなんだったっけ。
微妙に思い出してきたかな。
マシーンマンさんはどう?
思い出してきた?
「ハッシャシマス。」
思い出してきたって。
だから、うん。
そういうことだよね。
「イグザクトゥリイ。思い出したのです。一酸化バリトンニュームの共振現象には情報共有・交換の効果だけでなく、エネルギーの発生、そして動力への転用が可能なことを、『彼ら』は。」
ほぅ、『彼ら』も思い出したんだね。
オッサンはどう?
思い出した?
「おい。飯はまだか。」
あ、やばい。
いつの間にか体育座りやめてる。
末期症状だわ、あるあるさんとこの探検家呼ばな。




