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「ふたつ。彼ら、僅か１４人で…、もとい、『彼ら』は件の楽しいロボット反逆事件のその裏で、一酸化バリトンニュームの共振現象を用いてコントロールできるのは耕運機から戦闘機、ブリキにタヌキに洗濯機といった機械だけでないことに気がついてしまった。もっとも我々に身近で世界中に余る程いる。『それ』に適切な量の一酸化バリトンニュームを含有させることさえできれば世界中の機械のコントロールを支配下におくなぞと回りくどいことをせずとも、より直接的にかつ効率的に、僅か１４人で全宇宙を表から支配することができる。お分かりですな。彼らが一酸化バリトンニューム通信ネットワークで管理することを思い付いたのは『機械』ではなく、『機械を操作する側の存在』。それを直接操作してしまえばいいじゃないか、そういうわけです。イグザクトゥリィ！そう、我々地球に住む人間全般のことです。」

うん。

ハゲが止まんない。

どうしよう。