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「つまるところ君たちは予防接種のルートからでもなく、そこの長髪の彼の感染から独自のルートを辿って彼ら、僅か14人で…、もとい。『彼ら』の目論見に辿り着いた、と。まったくもって興味深い。」
「いえ教授。そこの長髪の彼は毎朝コーヒーのかわりに謎の溶液を飲まされてこうなっただけで、そもそもまったく関係ないというか。僕たちは彼ら、僅か14人で…、もとい。『彼ら』の目論見とやらに辿り着いてもいないんですが。しかし教授。今の口振りですと、政府が推奨している一酸化バリトンニューム中毒症の予防接種、これも『彼ら』の企みの内であった。そのように聴こえますが?」
「イグザクトゥリィ。眼鏡の君は実に理解がはやい。それこそが彼らの最終計画第二の矢。人類総ピコンピコーン化への骨子なのです。」
「弊?中毒症の予防がですかい?」
オッサンお腹すいた?
話長くてゴメンね。




