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「篤と…結局こりゃ、如何様すんのが正解なんだ、眼鏡よ。俺たちは勝手に会話してりゃいい、のか?」
うん。
とりあえずハゲに謝ったらいいと思うよ。
もうハゲだからってハゲとか言わないって謝ったらいいと思うよ。
なんかもうハゲ、やべー状態だから。
「ハッ謝シマス?」
「どうぞ。気の済むまで謝っていてください。普通に失礼なのは確かですし。」
「ハッ謝シマス。」
「俺は腹が減ったぞ。」
「草でも食べていてください。教授が『何か』を掴みかけているのでここは黙って聴いているのが正解でしょう。」
そうだね。
ハゲにお詫びも済んだことだし、ハゲの言い分も聴いてあげないと。
「お馬鹿は謝ってねえだろ。」
うん。
お前もね。
「そう。右と左でご機嫌なパンチが地球を叩く衝撃波、それは自転軸にすら影響を。」
うん。
ハゲやっべ。




