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「月(ランナ)まで吹飛(と)んでく爆発的(カエレバ)な加速力(キンムギィ)、其溢(そいつ)に夢(マソ)の新動力(タウレップ)が用意(もちい)られたって訳(ガゾ)だな？」

ゲッちがなんかドヤ顔でしゃべるね。

なにさ、むっつりすけべのくせに。

さわやかなふりをしたっておそい。

わかってるふりをしたっておそい。

「量産したはいいが制御に見事に失敗をして、加速力(ソレ)をウリにせざるを得なくなった、ね。」

眼鏡もなんかドヤ顔でしゃべるね。

なにさ、眼鏡をクイッとやって。

意味深に語ってみてもおそい。

わかってるふりをしたっておそい。

「おい。腹が減ったぞ。」

ほら、オッサンが腹が減っていなさる。

おまえたちがおそいせいだぞ。

はやくしなさい。

反省しなさい。

「そろそろ私が喋ってもよろしいですかなあ。」

「あ。すいません。」

ウン、ちゃんと反省したね。

反省したから眼鏡は良い子。