表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
108/1502

2 - 61


疾走(はし)るオバマ、夜の高速道(みち)

「…どうして?」

暫し続いた沈黙を破り。

視線を窓に向けたまま、助手席の美女(ビューティ)が口を開く。

ンー。

考えたのは。

理由が即座に思い浮かばなかったから。

そうしたいと感じたから、そうした。

そして、あんたがそれに乗った。

それだけのことだが。

そうだな。

強いて、言うなら。

あんたがどんな顔をしているか、ちょっと見てみたかった。

「馬鹿ね。」

美女(ビューティ)が呆れたように言う。

ああ、間違いないな。

苦笑しつつ応える。

「…やっぱり貴方、私が見込んだ通りの男だわ。」

皮肉とおぼしき美女(ビューティ)の言葉。

好色(スケヴェイ)そうに見えたか。

お道化てみせて応える。

疾走(はし)るオバマ、夜の高速道(みち)

密室の中。

近い様で、遠い二人。

「…とても色男(ハンサム)だわ。」

空気が少し、柔らいだ気がした。











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ