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「えぇ、ですからなあ。例の巨大宇宙ステーションの特記機密事項である『アレ』と同型のロボットに、重篤の一酸化バリトンニューム中毒を発症しながら平気で生きてるそこの彼。ステーション建造計画にツテがあるという眼鏡の君や、そちらの大きな彼はクロコップ共和国のサイボーグ兵士のようだ。そして…。」
ん?
俺様チャン?
俺様チャンあれよ、いま若者に人気ある外人。
『5人のギャング』のノンストップ・ラヴェンダーちゃんよ。
コンゴトモヨロシク。
「はあ。その、何かと話題の君たちが、何も知らないままにあの巨大宇宙ステーションに関する事件に巻き込まれている。実に興味深い事態だ。」
ウン。
よくわからないけどほめてくれてるようだね。
俺様チャンたちのすごさがわかるとは、ハゲもなかなかのものです。
ほめてつかわす、ほめてつかわす。
「どういうことなんですかい、教授。」
ウン。
君は理解がおそい。




