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「専門家の方から見て彼はどういう状態なんですか？」

「はあ。手遅れですな。」

「僕もそう思います。」

「死にますな。」

「死にますか。」

ちょ眼鏡もハゲも、ボクのトモダチ死なさんといて。

彼は鬱陶しい長髪で空気の読めないキムタクもどきですけどー。

いちいち読みづらい変なルビつけてしゃべるしね。

本人も絶対めんどくさいと思ってるよ、あれ。

意地はってないでやめればいいのに。

「悪意(わる)かったな。胸糞(クッソ)、めっちゃくちゃ気分(マイソン)悪感(わり)ぃ…。」

あ、ターゲッち起きた。

おはようございます、おはやいですね。

おコーヒーはいかが？

「普通に生きているようですね。」

「はあ。ですから興味深いのですなあ。普通はここまで症状が進行していれば、まず死ぬか、光って回って音がなるだけのピコンピコーン人間になっているはずなんですが。」

悪く言わんといてあげて。

おコーヒーはいかが？。