1055/1502
8 - 216
「やめてくれませんか。夢に出てくるので。」
あらやだ!
眼鏡くんてば夢見るほどに俺チャンに夢中!?
冷たい眼鏡の奥には熱い情念の炎が燃え盛っているのであった。
好きよ、好きよ、好きよ、ちゅっちゅ。
「ハッシャシマス?」
「そうですね。やはり手っ取り早く全部なかったことにしてもらいましょう。やっちゃってください。」
ちょ、待っ。
諦め普通にはやくない?
志なかばにして倒れ、そこでピコンピコーン言いながら光ってるゲッちのためにも。
僕チャンたちはもう少し頑張らなくちゃいけないんじゃないかな。
いけないんじゃないかな!?
あれ。
んだから何よ、眼鏡くんたら俺様チャンをジッと見つめちゃって。
好きになっちゃったの?
だめだって。
眼鏡くんのことは好きよ、キライじゃない。
俺チャンも。
でもそれは友達としての好きであって恋愛感情にはなり得ないの。
ナンリナァイ。
残念だけど諦めてチャン。




