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「ぅうぅ、アイスクリームう。は、いかがですかあ。」

「うるさいよ。僕らは真面目なお話してるんだから、ラリってるなら黙っててよ。もう。」

小太りの影がタプタプタプと、痩せた影を邪険に扱う。

「彼は、本当に…。」

「うん?『彼』?ナイトインアーマー君?」

「あ、いえ、今度はそちらの彼のことですが。」

「うん?」

大柄な影が言い難そうに、言葉を選ぶよう口ごもりながら。

小太りの影に疑念を伝える。

「その。本当に『ラリッてる』のですかな?彼の行動に彼自身、独自の意図があるとしたら。そう、あまり軽く見て油断していると。」

「…何が言いたいのさあ?」

首を傾げる小太りの影。

タプンと大きく顎肉が揺れる。

「『まとめて吹っ飛ばした』のではなく。『あの場から逃がして有耶無耶にした』、ということはないのですかな?彼の意思で。」

穏やかな声と裏腹な。

冷たい視線が刺すように、痩せた影へと真っ直ぐに飛ぶ。


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