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「じゃあ必要なのはそんなもん?僕と湯川専務とブレックス准将、<当番>の人に…ナイトインアーマー君。あとは…。」

「ハー!!」

闇の中。

タプタプタプと響く肉音、いち、にぃ、さんと数のカウント遮るように、部屋の隅から奇声があがる。

小太りの影と大柄な影、痩せた影の三人のほか。

他にいないはずの不意討ちの声に、思わず一同ギョッと固まる。

「ヘイ旦那、ミーオ忘レテモラッチャ困ルゼ!」

動きの止まった視線の先に、スポットライトがカッ!と灯り。

変な男がガッツポーズ。

変な男である。

「摘まみ出せ。」

大柄な影が手元のボタンをポッチと押す。

「ハー!?」

変な男の足元に、ポッカと丸い穴が開く。

悲鳴は遠く宇宙の彼方、無限の底へと吸い込まれていく。

「アイ、スクリームぅ。」

「うんうん、君ももう少しちゃんとしてくれないとねえ。ああはなりたくないでしょ。」

闇の中。

小太りの声が不機嫌に告げる。


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