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「結局のところ、装置は完成できるのでしょう。」

穏やかな声が宥めるように、小太りの影へ言葉をかける。

「うん?うん。仕組みさえわかっちゃえばもう、あと装置自体を組み立てるだけだからねえ。それこそ、時間も労働力もいくらでもあるんだし。早速だけど週末に資材打ち上げの手配はしておいたよ、うん。そうなんだけどさあ。」

小太りの声が不満げに、大柄な影へ言葉を返す。

「であれば。特に問題はありますまい?我々にそのテクノロジーが渡った以上、教授(オリジナル)は最早用済み…むしろ他へその技術が流れるリスクを思えば、ここらで行方不明にでもなって頂く潮時では。」

穏やかな声は穏やかな声で、見合わぬ恐ろしげな口を利く。

「うんだけどさあ。いろいろあるじゃない?今後。装置が故障したり、予期せぬ不具合が生じた時にさあ。そういうリスクもねえ、考えないとねえ。」

小太りの声は小太りの声で、見合わぬ賢しげな口を利く。

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