1
始めまして。ここは、とある学校の美術部です。私は部長の佐倉茜。高校二年生です。今日は部員を紹介します。
とは言っても…今美術室には二年生しかいませんし、十人もいるので多いですが。
まず、私の目の前に座っているのがこと青木哲人。副部長で通称は哲さん。いつも無口無表情で怖い印象もあるけれど、普通の男子高校生。…身長は高校生とは思えないほどに高いけども。
次に、出入り口の近くの机でうつ伏せで寝ている二人組は、緑川翼君と樹君。二人は双子で、一瞬見分けがつかない時が多いです。上が翼君です。よく見れば分かります。ムードメーカー的存在でありながらトラブルメーカーです。騒がしいですが、TPOは守れる部員。
二人から少し後ろで向き合って絵を書いているのは、柏原鶯ちゃんと紺野漣君。二人は恋人です。そして、すごく波長が合ってます。仲がいいのはいいことです。おっとりした鶯ちゃんとしっかり者の漣君は互いに支え合ってます。
美術室の中央辺りには岡野ひなさんと立花紫音ちゃん。二人は完全な正反対の性格で、少し派手めで明るいひなさんと、清楚で物静かな紫音ちゃんを見ると不思議な感じですが、二人は丁度いいのだとか。人は表面だけでみてはダメですね。
そして、窓側の一番後ろにいるのは羽田桃香ちゃんと橘大樹君。大樹君と紫音ちゃんは名字が違うから双子ではないです。桃香ちゃんは男前で、普段から男のような口調ですが個性です。そこに惹かれた大樹君に強引に付き合いを始めたのだとか…?ちなみに大樹君は部内で唯一メガネをしている。
ちなみに、哲さんは私の恋人です。そう見えないとよく言われますが、哲さんは人が嫌いで喋るのも苦手なので仕方ないです。
そして、珍しいことに私達は全員描き方が違います。
私は鉛筆画。哲さんは水彩画。緑川兄弟は油彩とアクリル画。鶯ちゃんは漣君と一緒に色鉛筆や折り紙で描いています。紫音ちゃんはなんと水墨画。桃香ちゃんはこれまた珍しいスプレーで描いています。
そして、実は美術部ではないひなさんと大樹君。毎日来ているので美術部同然ですが…。ひなさんはコピックを使ってアニメ絵を、大樹君はカメラで写真を撮ります。もちろん生徒会や先生方からの許可を得ています。
まだまだ紹介できていない重大なことは多いですが、今回はこの辺で。
こんな十人十色な私達は、毎日毎日活動中です!
この作品はフィクションです
物語に出てくる人物は架空の存在で、モデルもいません