栄爽学園の戦闘物語EP.2 学園長
翔とアリスは、学園へ向かって森の中を歩いていた。
「はあ、はあ、まだつかないのか?」
翔は息を切らしながらアリスに聞く。
「はあ、はあ、あれ?おかしいですね、もうつく頃なんですが、」
アリスは不安そうに応える。
「はあ、しっかりしろよな!」
翔は、少し怒り気味に言った。
「それはそうと、なぜあなたはあんなに強いのですか?」
アリスは聞いた。
「それは、俺は13歳でこの能力をてに入れたんだけど、その後からかな、黒魔術協会っていうところの人が、俺のところまで来て、武装の仕方や武器の出し方、魔法の発動方法や、敵が魔法を発動させた時の対処方法などを教え込まれた、そして、俺には何の武器が一番適応しているかなどを調べて、武器を作ってくれた、最後に、16歳になったら栄爽学園に行けと言われたから、ここまできた、で、栄爽学園に来た後は知っての通りだ。」
翔は言い切った満足感と疲れが一気に出てきた。
「じゃあ、いきましょうか。」
アリスが言った。
だが、翔は何かを考えていた。
「ちょっとまて。」
「何かありましたか?」
アリスは聞く。
「あぁ、俺達学園長に遊ばれてるわ。」
翔は笑いながらそう言った、そして空を見上げながらこういった。
「なあ、そうだろ中田 楓!」
「!?」
アリスは驚いた、なぜなら中田 楓は学園長の名前だからだ。
そうすると、どこからか声が聞こえてきた。
「ほう、よくわかりましたね少年、そうです、私が魔法を使って、あなた方を学園まで来るまでに、試したいことがあったんだ」
学園長は、そう言いながら、空から降りてきた。
「うお、なんか来た!」
翔は舞空魔法を、見たことがないので、少し興奮気味に言った。
「が、学園長!?なぜこんなところに?」
アリスはまだ情況が把握出来ないらしい。
「あ、アリスちゃんだ、ごめんね~巻き込んじゃって、自己紹介は、いいか、そこの男子魔法使い君は、私の名前を知ってるみたいだしね」
学園長は、翔に握手をしようとするが、翔はその手を無視して話を続けた。
「で、なにか俺に用があったんじゃないですか?」
翔は学園長に聞いた。
「うう、あぁ、実は、今度僕が主催する戦闘大会があるんだ、君はそこに出場する子たちと〔1VS6000〕のバトルをしてほしいんだけど、良いかな?」
「いいけど、俺、アリス(こいつ)に勝ったんだけどそれでもいいのか?」
翔は不安そうに言った。
「えっ?アリスちゃんに勝ったの?この子、学園一位の強さなんだよ!?」
学園長は、驚きで声が裏返っていた。
「圧勝だったぞ、一撃で終わったし」
翔は頬をかきながらいった。
「こいつより強いやつがいるならでるよ」
(まあ、どうせ勝つけど…)
「それなら、違う学園の子達も来るけど、アリスちゃんより強い子は、10人位いるよ!」
「じゃあ、でるよ」
これが翔の強さを示す大会になる。