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第3話 嘘は案外すぐバレる

なんだ!?僕の身体に一体何が!!書き上がりました!!


でも最近、文章が始めの頃よりごっちゃになってるんですけど大丈夫ですかね?ちなみに国語の成績は10段階評価で6です。

 翌朝、孤児院に入ることになった俺はまず、他の子供たちに紹介されることになった。ちなみに服装は普通のシャツにズボンだ、初めはアンジェさんに当然のようにスカートを持ってこられたが、これを俺は適当な嘘で撃退、危機を脱することに成功した。

 そのとき言った嘘は、「女とバレると困る....!」というものだ。他にもいろいろ考えてたが、アンジェさんはまだあの勘違いが解けてないらしかったから、これが一番効果的だという結論に至った。

 そして現在は孤児院の食堂、朝食ついでに俺を紹介するらしい。


「はーい、みなさん。この子がアリスくん(・・)です、仲良くしてあげてくださいねー?」

「「「はーい!」」」

「えー、アリス・エステリアです、よろしくどうぞ」


 なんか転校初日みたいだな、見た感じ孤児院に住む子達の年齢はかなりバラけている。上は16ぐらいの高校生ぐらいの子から俺と同じか少し上くらいの子、さらにロリやショタもいる、ぐへへ...おっと取り乱しましたすいません。

 それでね、なんかね、みんな凄いいい子だったよ。いきなり来た俺すごい人気だもの、あれかな、俺もまぁ一応孤児だから仲間意識みたいなもんがあるのかな?この孤児院のみんなは家族!みたいな。

 そんなこんなで俺は1分もしないうちにみんなと仲良くなった。朝食はぼっちかぁーとか想像してたけど結果は全然違ったな、なんだろう、目頭が熱くなってきたぞ?

 そしてただいまみんなの自己紹介タイムだ。


「じゃあ俺からかな?俺はアイン・シャリア!今度一緒に剣の稽古でもしようぜッ!」


 アツゥイ!


「アイン、アリスが引いてるわよ。ごめんね、コイツいつもこうなのよ...あ、私はジェニー・ノルキアよ、よろしくね」


「あ、あぁ」


 アインはどこぞの少年漫画の主人公がそのまま出てきた感じの男子だ、俺の中でのあだ名は修○で決定だな。髪型はツンツンだ、アレ刺さるんじゃねぇの?

 ジェニーは茶髪ロングで若干ウェーブがかかってるの髪が綺麗な、強気な感じの女の子だ、そしてすげえ美少女。

 アインとジェニーは同じ時期に孤児院に入ったらしく、俗に言う幼馴染みたいなものらしい。並んで立つとすげえ様になってる気がする。こいつらが主人公とメインヒロインか...

 まぁこの後もいろいろと個性の強い子がたくさんいた。まずは獅子の獣人の女の子のシイラ・サイシン、活発系女子だ。獣人はあと狼の獣人のリューク・オーウェン、と狐の獣人のテオ・リウラがいる、どちらともイケメンくんだ、リュークは切れ目でテオは細すぎて目を開けてるか分からん。あとは...まぁ後々分かるだろう。

 最後に残ったのは、緑髪のロングストレートの女の子、これまた美少女だ。名前はクレア・フェイシス。年は俺と同じ12歳で、俺と一緒に中等部に入るらしい。この孤児院にはクレアと同い年の子が俺以外いないらしく、なんか知らんが喜ばれた。かわいい。

 緑髪、なんか胸が痛む色だな。そういえば姫様の髪を緑色だったな...おっと、感傷に浸るのはヤメだ、取り敢えず今は前だけを向いていればいい。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 あれから数日経った、いろいろなことがあったぞ?まずアインと俺が庭で模擬試合をしてたら、俺がすぐに体力がなくなってそのまま倒れてアインがアンジェさんとジェニーに説教されたり、俺がオーラノードを鍛える訓練に失敗して倒れたり、普通に筋トレしてて倒れたり、まぁいろいろとあった。

 懲りずにまた筋トレやってたら、今度はマジでヤバイ状況になっていまベッドの上です。風邪だってさ、風邪で死にそうになるとか初めての経験だ。しかし、なんで風邪なんて...そういえば今は冬なんだっけな、どうりで外が寒いはずだ。


「ずび...魔力量増やそ...」


 俺はいつも通りに魔力を両手に集めるが上手くいかない、風邪の影響だろうか?そういえば頭がボーっとするな。はぁ、暇だな。

 結局俺は大人しく寝ることにした、無理やり起きて病状を悪化させるよりは早く風邪を治す為にも、早く寝たほうが良いだろう。


 そしてさらに数日後。


 現在1月、まだまだ寒いが一応いまは春らしい、日本でも確か2月くらいから春なんだっけ?こんなに寒いのに春とか、頭おかしいだろ。

 まぁそれは置いといて、あれからは少しずつ無理のないように筋トレしてた。当然だが、魔力とオーラの方も忘れずにやっている。その甲斐あってか、今の俺のステータスはこんな感じだ。


==============

名前:アリス・エステリア

年齢:12


性別:女


魔力量:E-

オーラノード:F+

筋力:F-

体力:F-

==============


 見ろ!魔力量とオーラノードが2段階も上がったぞ!筋力と体力なんて無かったんだ!

 いや、ね?俺も頑張ったんだよ?だって初めの方は腕立てが2回が限界だったのに、今は5回できるんだぜ!体力だって100mぐらいならなんとか全力疾走できるんだぜ!やったね!

 ...くそ、これが少女の身体の限界か。漫画とかで腕立てが1回ぐらいしか出来ない女子とかよく登場してたけど、まさか現実に存在するとは、マジか...こりゃヤバイな。オーラを使えば多少はマシになるだろうが...

 俺が【ステータス】を閉じると同時にアンジェさんが部屋に入ってきた。手には服を持っている。


「アリス、もうすぐ入学する学校の中等部の制服が届いたわよー」


 どうやら持っていた服は俺の入学する学校の制服だったようだ。もちろん男子用だがな、あたりまえだろ?アンジェさんは一応まだあの嘘がバレてないっぽかったからそのまま男子用の制服で通った。ちなみにその嘘について院長が俺に聞いてきたんだが、もちろん嘘だ、と言っておいた。院長は「だろうね、ははは!」と笑っていた。俺は、男のフリをしていたほうが落ち着くとだけ言っておいたから、多分そこのところは大丈夫だろう。


「じゃあ私はこれからちょっと用事があるからもう行くね。あ、一回着てみてね?サイズは測ったから合ってるはずだけど、もし合わなかったら困るからね」

「ありがとうございます」


 俺が制服を受け取ると、アンジェさんは「じゃあね、また倒れないでよ?」と言い残して部屋から出て行った。このセリフを聞くのはこれで何度目になるのだろうか...ま、全部俺が悪いんだがな。

 一応俺はアンジェさんが言った通りに、一度制服を着てみることにした。どんな感じになるのか見ておきたいしな。

 俺は着ていたシャツとズボンを素早く脱いで下着だけになる。胸は年齢相応だ、貧乳はステータスだ。俺は下着姿になった自分の身体をマジマジと見つめる、いつも独りで風呂(俺の記憶では高級なものだったハズなんだが)に入ってるときに見慣れているが。


「相変わらす綺麗な肌してんなー、プニップニだし...それでも興奮しない俺はどうしちまったんだ...」


 そんなことを言う俺だが、誰しも自分の身体に興奮したりはしないだろう。

 

「取り敢えず着替えるか...」


 俺はそう言って制服のシャツに手を伸ばした。そしてそれと同時に部屋の扉があいた。そこにいたのは俺と同い年のクレアだった。そういえば鍵かけるの忘れてた、てへぺろ☆


「「あ」」


 俺とクレアの間抜けな声が重なる。そしてクレアはそのまま顔を真っ赤にしながら両手をバタバタさせるが、俺の下着姿を見て、驚愕の声を上げる。その間俺は終始無言だ。


「うぇ、アリス!?あ、え、へぁ!?」

「ちょっと此方こい!」


 クレアが驚きすぎて混乱してるので、これ以上騒ぎが大きくならないうちに俺の部屋に引き込む、そしてかけ忘れていた鍵をかける。

 俺は取り敢えず未だに混乱しているクレアを放置して、制服に着替える。着替え終わった頃に、クレアはようやく落ち着きを取り戻したのか、俺に話かけてくる。


「ア、アアア、アリスって!おおお、女の子だったの!?」


 落ち着いて喋れ、噛みすぎだ。


「取り敢えず落ち着け、そして喋れ」

「あ、え、うん。ごめんね、取り乱しちゃって...うん!もう大丈夫だよ!」


 クレアは俺がそう言うと、深呼吸をして自分の心を落ち着かせた。


「それで、アリスは...女の子、なの?」

「そうだ」

「じゃあなんで男の子のフリしてたの?」

「別にしたくてしてた訳じゃないさ、俺にとっちゃこれが普通なんだよ」

「そうなんだ...」


 クレアはまだ状況について行けてないみたいだった。まぁ今まで男だと思ってたやつが実は女だったーってことが起きたら大体やつはこうなるだろうが。いやー、でも今思えば開けたのがクレアで良かったな、もし男子のうちの誰かが開けてたらラブコメ展開になって、俺とそいつの恋愛フラグが立つところだったぜ。

 取り敢えずクレアの方も、このことについて口止めしておくか。


「あーっと、それでだな。できればこのことについては黙っていてほしいんだが」

「うーん...そうだね、分かった。わざわざ隠してるってことは何かあるんだよね、いいよ、このことは誰にも言わないって約束する」

「ありがと、助かるよ」

「...こうして見るとアリスって凄くかわいいよね...?」


 ははは!全然嬉しくねぇ。


「クレアもかなり可愛いと思うがな」

「ふふふ、ありがと!」


 クレアは少し頬を染めながら笑っていた、すっげぇ可愛いんだけど。そんなクレアにつられて、俺も少しだけ笑った。


「っ!!」

「どうした?」

「反則だよ....え!?あ、いや!!なんでもない!制服似合ってるね!」


 どうした、なぜ急に制服を褒める。そしてなぜ顔が真っ赤なんだ。風邪か?まだ寒いしな、気をつけろよ。

 そうしてまたも数日が過ぎ、ついに俺が学校に入学する日が来た。

うん、まぁ、こうなるよね。テンプレテンプレ。


そして感想をくださった方本当にありがとうございます!すごく励みになりました!これかもがんばって更新していきます!


さて!次回は何時になるんでしょうかね!もしかしたら明日かもしれませんがそうじゃないかもしれません、でも今年中にもう1話は上げたいと思っているので頑張ります!


お気入り登録または評価よろしくお願いします!!

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