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スキルなどなど面倒なので《壁抜け》で異世界攻略してみます!  作者: にっこりバイアス
第2章 異世界転移者って、優遇措置ありませんでしたっけ(怒)
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チュートリアル終了(2)

 この世界―――というか星でも、バグ《それ》の概念があるのか?


 だから、自宅でスクワット35回こなしたらゲームの壁抜けみたいなことが起きたのか?


 いや、でもそれだと元々いた世界から壁抜けができた道理が―――


 そもそも宇宙を通ってここ(異世界?)までやってきたんだから、ここは地球付近にあった未開の惑星―――とか?


 ええい。そんなことはどうでもいい。別に、俺はこの場所でハッピーでワンダフルな異世界生活を送ろうっていうわけじゃないんだ。


 推しのアイドル―――綺羅羅ちゃんに会えないままで終われるか。もう一度、あの煌めく笑顔を見るために、この場所を脱出しようじゃないか。別に目的などそれだけでいい。


 バグ、という概念が存在する世界。そして、一定の条件を満たせば壁抜けができる俺。この二つの情報さえあれば、知恵を絞ってここを脱することは可能だ。


 この世界がゲームのようなもの、と仮定すれば、さっきの『チュートリアル』表示にも納得がいく。頭の中が整理できたところで、早速―――ゲーム攻略もとい、異世界攻略へ。





***





 あれから、俺は壁抜けを駆使してさまざまなダンジョンへ潜った。


 全ては、推しに再会するため。


 はじめにこの世界へ来てしまった時の方法―――宇宙空間を渡る大規模な壁抜け―――も試してはみた。しかし、どういうわけか、あの壁抜けを利用した大移動は使用できなかった。


 それどころか、薄い壁をバグで抜けることさえもかなりの困難さを極める事態。まあ、厚さ15メートル以内の壁なら例外なく抜けられるだけマシと言うべきか。


 度重なる壁抜け―――ついには魔王城にまで潜入した―――の末、俺は意味が分からない女に出会った。


 その女は、俺が微かな希望を抱いて飛び込んだ魔王城に巣食っていた魔王を、いとも容易く討伐した。というか、俺が来た時には既に討伐済みだった。


 そんな彼女から、怪訝そうな目で見られた俺は、以下のような申し出を受けることとなる。さらに、流れで許諾してしまうのであった。



「私と結婚しなさい」


「はい!」

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