タイトル:(仮)仲直り?
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
【意味怖】:タイトル:(仮)仲直り?
▼登場人物
●宇和木 猛:男性。30歳。根っからの浮気性。
●宇和木 梨子:女性。27歳。猛の妻。浮気される事が大嫌い。普段は清楚で大人しいが、浮気だけは許さない。思い込みが激しい。
●静原亜由美:女性。25歳。猛の浮気相手。
▼場所設定
●街中:一般的なイメージでOKです。
●宇和木宅:都営マンションのイメージで。
●竜胆公園:普通の公園。ひとけは余り無い。猛と梨子が初めて出会った場所。竜胆の花言葉は「正義」。
NAは宇和木 猛と梨子でよろしくお願いいたします。
(イントロ+メインシナリオ+解説=3197字)
イントロ〜
皆さんこんにちは。
皆さんには今、愛する人が居ますか?
愛は本来、何よりも強く優しいものですが、少し壊れてしまうと、その暴走に歯止めが利かなくなる事もあるようです。
メインシナリオ〜
ト書き〈街中〉
NA:猛)
俺の名前は宇和木 猛。
今年30歳になる、どこにでもいる普通のサラリーマンだ。
少し人と違うのは、根っからの浮気性と言うこと。
俺はもう既婚者だが、やっぱり浮気はやめられない。
「女を落とす時の快感」
俺はこれに10代の頃から溺れ続けていた。
亜由美「ごめ〜ん、待ったぁ?」
猛「おいおい、おっせーよお前、何してたんだよ」
こいつが今の俺の浮気相手。
名前は静原亜由美(25歳)。
何でも俺の言う事を聞くヤツで、とっても可愛いヤツ。
亜由美「ねぇ、今日、横浜にドライブ連れてってくれるんでしょ?その後は綺麗な夜景が見えるレストランでディナーして、その後はぁ、グフフよね?」
猛「あー決まってら。今日は寝かせねーかんな♪」
ト書き〈宇和木宅〉
梨子「はぁ。今日も遅いなぁ、何してるんだろ…。今日は早く帰って来てって言っといたのに。ご飯冷めちゃうわ」
NA:梨子)
私の名前は宇和木 梨子(27歳)。
猛の妻だ。
彼と結婚してもう1年が過ぎようとしている。
今日はその結婚記念日だ。
でも最近、彼は残業と称して帰りが遅い。
将来の為に、一生懸命、働いてくれている彼。
それを思うと、幾ら寂しくてもやっぱり我儘は言えない。
でも最近になって、少し妙な気もしていた。
梨子「…もしかして、誰かと合ってるの…?」
彼は以前に1度だけ、浮気をした事がある。
その時私は猛烈に怒り、恨みつらみを彼にぶちまけた。
包丁を手に取って、彼を殺し掛けた程なのだ。
でもやっぱり私は彼を愛している。
そんな行動を取った自分が情けない。
謝り続ける彼を見る内に、段々、心の中でもう1度彼を愛そうと決めていた。
梨子「そうよ、猛はあの時私に約束したじゃない!大丈夫よ。絶対にもう浮気なんかしないわあの人。でも…もし本当に浮気してたら、私、今度こそ…」
こんな気持ちになったのも、結婚記念日をフイにされたから。
彼はこれまで、2人の思い出を大事にしてくれた。
どんな小さなイベントでも2人に関する事なら、それを優先してくれていた。
私は生来、浮気が大嫌い。
するのもされるのも嫌。
でも今度こそ私は彼を信じたい。
ト書き〈電話する〉
結局、昨日は帰らなかった。
記念日の為に作ったご馳走は、全てゴミ箱に投げ捨てた。
その後もずっと帰りは遅かった。
どこかに泊まって来たりする事もある。
私はもう我慢できず、つい彼に電話した。
梨子「あなた!今どこにいるのよ!なんでいつも早く帰ってきてくれないの!記念日だって帰らなかったし、あれからずっとどっかに泊まり歩いてるじゃないの!」
猛「だから言ったろ?最近、残業でホントに忙しいんだよ!ほら、今度のプレゼンに俺当てられてるからさぁ、その資料作成の追い込みで毎晩、会社に住み込みなんだよ」
猛「そんで会社近くのアパートを間借りしてる友達んチに泊まらせて貰ってさぁ。ほらお前も知ってるだろ?佐藤の家だよ。いちいち家に帰ってたら時間食ってしょうがねぇからさ、最近はこっから会社に通って仕事詰めなんだ」
猛「今大事な時期だし、将来の為にも金貯めなきゃいけねえだろ?」
猛は何か急ぐような口調でそう言ってきた。
梨子「(嘘ついてる…)」(心の中で)
私には分かる。
彼は嘘をつく時、口数が多くなる。
でも、どうしても彼の浮気を信じたくない。
私はそれ以上、訊けなかった。
梨子「そう…分かったわ。でもあんまり無理しないでね」
心の中の憤懣を抑え込み、無理やり彼を信じようとしたその時だった…
亜由美「もう何やってんのよう〜♪早くこっちに来てよ〜❤」(電話越しに小さく聞こえる感じで)
猛「あ、じゃあもう切るからな」
電話越しに聞こえた女の声。
小さかったがはっきりと聞こえた。
その時、私の心の中で何かが弾け、崩れていった。
ト書き〈猛が帰宅〉
NA:猛)
長らくの浮気紀行から帰ってきた俺。
猛「フ〜イ、あー仕事疲れたー。おい、帰ったぞ」
でも家の中はシーンとしている。
猛「おい梨子?どこにいるんだ?…え?」
愕然とした。
梨子の私物が何も無い。
猛「梨子ぉ!梨子!」
俺は探し回った。
梨子が行きそうな場所をしらみ潰しに探し回った。
でもどこにも居ない。
仕方なく部屋にもう1度帰ってみると…
猛「ハァハァ、ん?何だこれ?」
さっきは気付かなかったが、テーブルの上に置き手紙がしてあった。
梨子の字だ。
(手紙の内容)
あなたは浮気していた。もう私は知ってるの。
何も知らない馬鹿な女だと思ってた?
このまえ電話した時、女の人が隣にいたんでしょう。
つらい過去はもう清算したいの。
お互い、少し遠回りしただけよ。
やっぱり多少の障害はあった方が、人生、強く生きられるよね。
あなたへの思いが、前よりも強くなった気がするの。
私の中で、誤った人生を歩んで来たあなたの事を、
全て過去に葬り去るから。
もう1度、やり直しましょう。
私、待ってます。
あなたと初めて出会った、あの公園で…
猛「り…梨子…」
やっぱり知っていた。
知った上で梨子は、
「もう1度やり直そう」
と言ってくれている。
俺は無性に今までの自分を憎んだ。
猛「梨子、俺今度こそ浮気をやめるよ!もう金輪際やめる!許してくれ!」
俺は梨子を無性に抱き締めたくなった。
俺と梨子が初めて出会ったのは竜胆公園。
そこで今梨子が待ってくれている。
きっと、もう1度やり直そうと言うのは、
「初めて出会った場所からもう1度歩き出そう…」
と言う事。
そう信じ、俺はすぐに公園へ向かおうとした。
だがその前に、亜由美に別れの電話をしようと携帯を取り出した。
猛「チッ、やっぱ出ないか!まぁいい!亜由美の事なんてもうどうでもいい!とにかくあいつの所へ行ってやらないと!」
クローゼットの方からブゥンと言う音がしたのを聞きながら、
俺は電話を切り、薄暗い道を公園まで走って行った。
解説〜
はい、ここまでのお話でしたが、意味怖の内容に気づかれましたか?
それでは簡単に解説していきます。
今回のテーマは「手紙の逆読み」です。
梨子は猛の浮気を知って家を出て行きました。
その時、そっとテーブルの上に置き手紙をします。
その手紙の内容。
上から読むと、普通に仲直りの手紙に見えます。
でも逆から読んでみるとどうでしょう?
全く逆の意味に見えてきませんか?
・「葬り去る」というのは文字通りに「殺す」という事。
・「過去」というのは、死んだ人は「過去の人」になるという事。
・「あなたへの思い」というのはそのまま「思い」が「怨み」へ。
・「やっぱり多少の障害はあった方が、人生、強く生きられるよね」
「障害」とは浮気の事→踏みにじられて強くなる。
・「もう1度、やり直しましょう」
と言うのは、過去に猛が浮気して、そのとき猛を殺し掛けてやめたのを、
もう1度やり直しましょう=もう1度殺し直しましょう…と言う事。
そう、梨子は猛に復讐する為、竜胆公園に猛を呼び出したのです。
その後、猛はどうなったのでしょうね?
また梨子を迎えに玄関を出ようとした時。
猛は亜由美に別れを告げようと電話します。
でも繋がりません。
そして電話を切る直前、猛はクローゼットの方から、
「ブゥン」
と音がしたのを聞きました。
でも急いでいたので、その音の発信源は確認しませんでした。
実はこれ、亜由美の携帯電話のバイブレーションの音でした。
亜由美の携帯が、宇和木宅にある訳ありません。
この状況から察すると、梨子は、猛の浮気相手の亜由美を恨みその手に掛けて、どのような方法かは分かりませんが、既にクローゼットの中に彼女を葬り去っていたのかも知れません。
ちなみに余談ですが、「竜胆」の花言葉は「正義」です。
猛に復讐を果たす場所に竜胆公園を選んだ事は、自分にとってはこれが正義だとする、暗黙に隠れた梨子の気持ちの表れだったのかも知れませんね。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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