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日常                4月

時が少し進んで4月下旬

だいぶ高校生活に慣れてきた頃,こんな話題が...


「球技大会のチーム決めることになったけどどうする?」


「一年でも表彰台狙えるチームがあるといいと思う」


「じゃあ,うちのクラスの女子のバレーボール経験者は4人だから,2、1、1がいいと思うけど...」


「エンジョイ勢が経験者の足引っ張るのはあれだから2,2,0でいいよ」


{賛成!}

私と結愛を含めたメンバーは声を揃えて言った


「じゃあチーム決まったし,今日は解散です。ありがとうございました」


《さようなら》


「今日から1年生の皆さんにもこの部活に加わってもらいます。」


「例年よりも入部者は少ないけど先輩たちよろしくね!」


〔はい!〕


(先輩たち勢いすごいなー)


「じゃあ愛華さんと星花さんで結愛さんと梨々香さんで一局してみて」

「分からなそうにしてたらアドバイスを!」


「初めまして鈴城愛華です」


「こちらこそ初めまして。里見星花です」

「この部に興味を持ったきっかけとか聞いてもいい?」


「結愛に誘われたこともあるし,凛音兄さんと怜於兄さんに教えてもらえるから決めました」


「えっ、今なんて?」


「先生,凛音兄さんと怜於兄さんのことですか?」


「そうそう。私、あの2人と同級生で、同部活だったから,強すぎる人って新聞などに取り上げられていたぐらいだからねー」


「そ、そうなんですね。年が離れていたから知らなかったです」

「あっ凛音兄さんからだ、『いつものあれ買ってきてって』あ,その上に怜於兄さんから『今日のTO DOリスト』が送られてんじゃん」


「2人ともって今暇なのかな?」


《おい兄貴たち,今暇?》


《暇の極みだけど?》


《俺もー》


「2人とも暇って言ってますよ!」


「じゃあ,獅子道杏果ししどう きょうかって知ってるか聞いてもらってもいい?」


《兄貴たちー獅子道杏果って人知ってるー?》


《えっ、もしかして杏果ちゃん?》


《一緒の部にいた?》


《そうだけど?今,囲碁将棋部の顧問やってるってー》


《今度の愛華の大会の前後で会えないか聞いて!》


(だるいよ、凛音兄さん)

「今度大会あるじゃないですか?その時に少しでもいいから会えないかって凛音兄さんが言ってました」


「ぜひ、喜んでと言っといてください」


《ぜひ喜んでって言ってたよー》


《っしゃ!!》

《今からニヤニヤが止まんないや》


《きっしょ》


「じゃあ対局再開しよっか」


「すみません先輩」


「気にしないで。元は先生が言い出したからね」


「てへ」


その後1時間半みっちり練習したおかげで,無事に認定戦では級位を認定してもらえました。

久しぶりに同級生に会った兄貴たちは思い出話に花を咲かせてましたとさ...

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