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楽しみが増えた日    6月

水曜日(テスト3日目)

「結愛〜」


「何〜お母さん」


「明日一日中家空けるからよろしく〜!」


「はあ!?」


「朝は用意しとくし昼と夜は勝手に作って食べて〜」


「ちょっと待って、意味わかんない」


「まあまあ、あまりうだうだとしてると遅刻するよー」


「行ってきまーす」


「いってらっしゃい」


(お母さんったら何考えてるか本当に分からない。仕事ももちろん大事だけどそれ以前に私のことももっと見てほしいなー)


「あれ、結愛ちゃんおはよー」


「聞いてくださいよ柊羽くん、明日お母さんが一日中家にいないとか意味不明なこと言ってて、イライラしてそのまま家出てきちゃったんですよー」


「ってことは、明日の夜とか暇?」


「家にいてもご飯食べるか勉強するかの2択ですし暇なもんですよ」


「じゃあさ,明日の夜、俺と一緒に過ごさない?」


「いいんですか?でも親がなんて言うか分からないから...」


「そこは俺が確認しとくよー」


「いいんですか?やったー!嬉しい」


「今日の夕方ぐらいには連絡するねー」


「よろしくお願いしまーす!」


「じゃあ,いってらっしゃい!」


「いってきます!」


「結愛〜待ってー」


「愛華〜ごめんごめん、朝から家早く飛び出しちゃったからー」


「愛華ちゃんおはよー」


「あ!柊羽くん!噂には聞いてたんすけど本当に家近いんすねー」


「今までなかなか時間合わなかったからねー」

「そろそろ時間だし、2人とも行ってらっしゃい!」


【行ってきまーす!】


(明日柊羽くんと過ごせるとかマジで神)

(最終日のテストの教科教えてもらおーかなー)


「結愛、顔ニヤついてるよー」


「バレちゃった?」

「明日のことを考えただけでなんか楽しくなっちゃって...」


「気持ちは分かるけどさー、今日と明日のテスト乗り切った後の話だからねー」


「そっかー、まーいいや!とりあえず今日頑張ろー」


「そーだねー」


「おはよー愛華ちゃん、結愛ちゃん」


「おはよー皐月ちゃん!」


「結愛ちゃん!テンション高いねー」


「明日楽しみなことが出来たんだー」


「そーなんだー!今日と明日がんばろー」


【オー!】


2時間後

「今日も無事に終わったねー」


「今日の教科暗記系だから意外といけた!」


「ほんとそれなー!」


「2人とも良かったじゃん!」


「あ、今日推しの配信あるから先帰るねー!」


「じゃあねー皐月ちゃん!」


「ねー、結愛 今日結愛の家行ってもいい?」


「いいよー!」


「ありがとう!明日の教科の勉強を家でやると兄貴たちの妨害がえぐいからー」


「じゃあミーティングルームで待ってるねー」


その後、昼ごはんを食べた後、愛華は結愛の家でみっちり勉強しました

結愛は柊羽くんからの連絡に大喜びでした

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